今回のゲスト佐藤すずみさんは、
NPO法人らいおんはーとが運営する
子ども食堂「ぬくぬく」の運営、そして
広報担当をされています。
元気いっぱいで
笑顔がとっても素敵な方です。
が、
過去には笑うことはおろか、
喋ることすらできなくなってしまうほど、
命を投げ出そうと思うほどの苦悩がありました。
その苦悩を乗り越えるキッカケになったのは
NPO法人らいおんはーとの及川理事長。
そして、
同法人が運営する
子ども食堂「ぬくぬく」。
及川理事長の
「あなたは一人じゃない。
この子はみんなで育てれば良い」
そんな言葉のおかげでうつから抜け出し、
新たに「ぬくぬく」で仕事を始めたすずみさん。
しかし、
現在、子ども食堂ぬくぬくは
消滅の危機に直面しています。
今まで、すずみさん親子を含め
数えきれないほどの親子を救って来た、
そして、これからも救い続けるであろう
こども食堂ぬくぬく。
この優しさの塊のような施設に
今、一体何が起こっているのか。
そして、僕たちには何ができるのか。
この記事は、『クルミラでしか行けない世界』
『【実話】助けて!絶体絶命母子は……』という動画を
記事化したものです。
動画本編と合わせて
ご視聴いただければ幸いです。
10年の演劇人生、ヤクルトNo.1、実演販売…そして今
すずみさんの経歴は実に多彩です。
中高、大学の10年間、舞台女優を目指し
本気で演劇をやっていました。
が、(ご本人曰く)「演技力がない」
ということに気付き、演劇をやめます。
やめた後は就活に励み、
CMの制作会社に就職。
配属されたのは制作部。
その部署では、
カチンコを打ったり、
お弁当の発注をしたり…
なんでもやる部署だったそうです。
その制作会社で5年間勤め、退職。
退職後はヤクルトレディーに転身し、
新人にも関わらず東京都の売上No1に!
(このときご結婚もされたそうです)
そこで得られた販売のノウハウを活かし、
通販番組やお店での実演販売の道へ。
「シュッフーすずみ」という名前で
10年ほど活動されていたそうです。
その後、お子さんが生まれたため、
実演販売のお仕事の継続が難しくなり
IT企業の営業に転職。
そして、今現在は
子ども食堂「ぬくぬく」の運営
そして広報担当をされています。

経歴が凄すぎる!!
すべての子どもに豊かで幸せな人生を~NPO法人らいおんはーとの活動紹介~
NPO法人らいおんはーとは
『すべての子どもたちに豊かで幸せな人生を!』
という基本理念を掲げ、親と子の成長を支援する。
そんな素敵な活動をされている組織です。
親と子がセットなのは、
親を変える(親が気付きを得て成長する)ことが
重要だと考えているからとのこと。
では、どんな活動をされているのかというと、
以下の画像をご覧ください。

『クルミラでしか行けない世界』5:48秒あたりの画像を掲載させていただいています
365日体験型子ども食堂をメインとして、
- 様々な体験活動
- 無料塾(週5日)
- 不登校児童のフリースクール
- ひとり親世帯の食料支援
- 親子の就労支援
などをされています。
活動の様子はこちら


当然、これらの活動は全て、
『すべての子どもたちに豊かで幸せな人生を!』
というコンセプトに繋がり親子の自立や成長に繋がる。
そういう理念のもとでの活動なんですね。
一人で抱えた絶望—すずみさんが経験した産前・産後うつ
そんな素敵な活動をされている
すずみさんですが、実はここに来る前には
壮絶な過去を乗り越えていました。
まず、産前・産後のうつの
ご経験があります。
結婚したお相手と上手くいかない中で、
赤ちゃんを身ごもっていることが発覚。
妊娠が発覚した際には、お医者さんに
「いつまでならおろせるんですか?」と
きいてしまうほど混乱していたそうです。
その後、お子さんを産むと決めたものの、
喋ることすらできなくなってしまうレベルのうつ状態。
「こんな状態の私に育てられるのか」
そんな不安がすずみさんを襲います。
この頃は
- 「消えたい」
- 「川に飛び込んでしまおうか」
と思い詰めては、
「でもお腹の中には子どもがいるから…」
と思いとどまる日々を過ごしていたそうです。
お子さんが産まれたときも
「嬉しい」などの感情がないほど、
精神的に追い詰められていたのだとか。
さらに、産まれたお子さんが未熟児で
ICUに入っていたときには
「このままここ(病院)に
置いていった方がこの子は幸せだ」
と思ったそうです。
うつと診断されたのはこの時でした。
そもそも、すずみさんがうつになったキッカケは
旦那さんとの性格の不一致(?)でした。
旦那さんはモラハラの気質があったそうで…
臨月のときに「北海道両行に行く」と言ったり
赤ちゃんが生まれてからは
「赤ん坊なんか
段ボールの上に乗せておけ」
と言われたこともあるそうです。
彼には、どうやら父親になる自覚も
認識もなかったようですね。
すずみさんご自身は動画の中で
「彼のせいではない」と言っています。
言っていますが、話を聞く限り、
完全に彼のせいだと思ってしまいました…
そんなことが続き、
「なんでこの人を選んでしまったんだろう」という後悔や、
この人を選んでしまった自分に対する怒りなども相まって
「こんな自分には子育てなんでできっこない」と
自分を責めてしまっていたそうです。
また、彼から「事業が上手くいっていないから
お金を振り込め」と言われたこともあるのだとか。
その電話をしていたとき、
すずみさんはご実家にいました。
その話を聞いていたご両親も
「どういうことだ!
振り込みなんてやめておけ!」
と激怒(そりゃあそうですよね)
そこから、ご両親の手伝いもあり、
夜逃げをしたそうです。
孤独な育児からの救い——子ども食堂ぬくぬくとの出会い
その後、ご実家の近くに引っ越し、
お子さんと2人暮らしをしていたすずみさん。
しかし、「この家に何かいる(心霊的な意味で)」と感じ、
昼間はお子さんを連れて外を歩きまわっていたのだとか。
その時、たまたま見かけたのが
『子ども食堂ぬくぬく』の看板。
当時、仕事ができなかったすずみさんは
- 「子ども食堂って子どもは
タダでご飯を食べさせてくれるところだ」 - 「どうにかこの子だけでも
ご飯を食べさせなきゃ」
そんな思いで、子ども食堂に入りました。
当時のすずみさんは、子ども食堂にいた
及川理事長がドン引きするくらい
「ヤバい顔」をしていたとのこと。
そんなすずみさんを見た及川理事長は、
彼女の話を聞いてくれたそうです。
そして、話を終えたあと、
理事長が言った言葉。
それがこちら
- 「あなたは悩まなくていい。あなたは一人じゃない。」
- 「みんなでこの子を育てていきましょう」
この言葉をきいたすずみさんは
- 私って一人じゃないんだな
- 育児って誰かに頼ってもいいんだ
と思えたそうです。
そこに一筋の光を見出し
子ども食堂ぬくぬくに通い始めました。
ぬくぬくに通い始めたすずみさん。
お子さんはまだ9ヶ月の赤ちゃん。
そんな赤ちゃんをみて、
ぬくぬくにいる子どもたちが
「可愛い~」と見に来てくれました。
その子どもたちが、
赤ちゃんの面倒を見てくれるように。
その間、すずみさんご自身は、
絵を描いたり、及川理事長とお話をしたり。
自分自身の時間も取れるようになりました。
ぬくぬくがくれた希望——笑わなかった母と子の再生物語
少しずつ元気を取り戻してきた すずみさん。
「子ども食堂の
奥って空いてますよね?
借りていいですか?」
と直談判し、
そこでZoomの営業を開始。
週1で通っていたのが週5で通うようになり、
お子さんが1歳を過ぎたころから
社会復帰もできるようになりました。
すると、表情も明るくなり…

全然笑わなかったお子さんも、
2歳になる頃にはよく笑い、
よく喋るようになったのだとか。

今ではクレヨンしんちゃんのように
沢山おしゃべりをするのだそうです。

かわいすぎる!!
こうして、すずみさんは
復活を成し遂げたのでした。
今、この記事を読んでいるあなたが
過去のすずみさんと同じように
- 子育てに悩んでいる
- 一人で育てなきゃという
プレッシャーに押しつぶされそう
なんて思っているなら、
子ども食堂ぬくぬくを訪ねてみては
いかがでしょうか。
と、言いたいところなのですが……
子ども食堂ぬくぬくは【年内消滅の危機】に直面しています。

そんな子ども食堂ぬくぬくですが…
なんと現在、年内に消滅の危機
に直面しています。
具体的には以下の通り。

子ども食堂をやっている物件は現在、
無償で借りているそうです。
が、今年(2025年)いっぱいで
退去しなければならないのだとか。
今まで家賃が無料だったからこそ
成り立っていた子ども食堂。
今の物件から退去したら
継続が困難になってしまう…
そりゃあ、そうですよね。
だって、子どもたちの
食費もそうだし
- 水道
- ガス
- 光熱費
なんかも施設側が
負担しているのですから。
それに、イベントにかかる
費用だってあるし…
その上、今まで無料だった家賃がかかるとなると、
負担はかなり大きなものになってしまいます。
さらに、及川理事長は
新規事業を構想していて
それがこちら

24時間、365日子ども食堂を開放。
さらに保護シェルター
(一時的にお子さんを預かる施設)を併設。
そんな構想だそうです。
こちらにもお金が必要になる。
ということ。
つまり、
- 無償で貸していただいていた物件を退去し、
別の物件を見つけないといけない。
その際、新たに家賃がかかる - 保護シェルターの併設を構想中。
そちらの新規事業にもお金が必要
ということですね。
そこで…
あなたにお願いがあります!
子どもたちが
- 安心できる場所
- ホッとできる場所
- 楽しく過ごせる場所
子ども食堂「ぬくぬく」を
継続するためにも…
未来ある子どもたちを助けるためにも
応援をお願いできないでしょうか。
もし、あなたが
「未来ある子どもたちを救いたい
少しでもいいから力になりたい」
そう思ってくださっているのなら
以下のページから応援をお願いします。
見学もできるそうなので、
もし、興味があれば参加してみてください。
追伸:クルミラ(大内社長)もこども食堂ぬくぬくを応援しています
子ども食堂ぬくぬくは、
大内社長も応援しています。
大内さんが「ぬくぬく」を
見学している様子はこちらの画像です。


すごく真剣な表情で見学されていま…あれ?(笑)
…大内社長の表情はさておき。
こども食堂ぬくぬくへのご支援
よろしくお願いいたします。
