【密着】13歳で世界を目指す天才スノーボーダー!竹下依那(たけした えな)選手の過酷すぎる夏トレーニングに迫る!

スノーボードって
冬にやるスポーツだと思っていませんか?

僕はそう思っていました。

もちろん、

雪の上を滑るスポーツなので、
冬が本番です。

でも…

「じゃあ、雪のない夏は何をしているの?」

って思ったことはありません?

実は、世界を目指すスノーボーダーたちは、
夏の間も休んでいるわけではありません。

むしろ、めちゃくちゃ練習しているそうなんです。

(言われてみれば「そりゃそうか」
って感じですが・・・)

今回ご紹介するのは、そんな過酷な
夏のトレーニングに挑戦している
スノーボーダー『竹下依那(たけした えな)』選手です。

まだ若い えな選手ですが、
その実力は世界トップクラスの
コーチも驚くほど。

そして彼女の練習を
支えているのが、お父さん。

今回は、そんな竹下えな選手の
練習現場に密着。

一体どんな場所で、
どんな練習をしているのでしょうか?

そして

なぜ、そこまでして
練習を続けるのでしょうか?

今回は、その舞台裏に
迫ってみたいと思います。

 

この記事は、YouTubeチャンネル
『クルミラでしか行けない世界』の以下の動画を
再編集し、記事化したものです。

動画本編も合わせてお楽しみいただけたら幸いです。

動画本編はこちら

夏なのにスノーボード!?

今回、取材班が訪れたのは、
富山県立山町にある

「SLABアウトドアパーク立山」

という施設。

ここ、もともとは
スキー場だった場所なんですが

現在は、雪のない季節でも
スノーボードのジャンプ練習などができる
施設になっています。

つまり、

「雪がないから練習できない!」

というスノーボーダーの悩みを
解決してくれる場所なんですね。

しかも、

ただジャンプできるだけではありません。

初心者向けのジャンプ台から、
プロやオリンピック選手が使うような
上級者向けのジャンプ台。

さらにレールなど、
スロープスタイルで使われる
アイテムまで用意されています。

まさにスノーボーダーにとっての
「夏の聖地」です。

夏にジャンプするための秘密とは?

「でも、雪がないのに
どうやってスノーボードで
ジャンプするんですか?」

という疑問が浮かぶと思うのですが

実は、ここには安全に
練習するためのさまざまな
工夫がされています。

まず驚くのが、
着地エリアにある巨大なマット!!

このマット、なんと
常に水で濡らされています。

「えっ!?マットを濡らすんですか?」

と思いますよね。

これにはちゃんと理由があります。

もしマットが乾いていると、
着地したときに足が突っ張ってしまうことがあります。

そうすると、膝の靭帯を痛めたり、
骨折などの大きなケガにつながる可能性があります。

そこで、マットを濡らして滑りやすくすることで、
着地時の摩擦を減らしているんです。

さらに

滑走する人工芝にも
スプリンクラーで水を撒いています。

これによって滑りやすくなるだけでなく、
夏の暑い時期に人工芝との摩擦で
火傷するのを防ぐ役割もあります。

いやぁ…

ただジャンプ台を作ればいい
ってわけじゃないんですね!!

選手が安全に、そして思い切り練習できるように、
いろいろな工夫がされているんだなぁって思いました。

すごい!

坂を登るのもトレーニング!?

そして、ジャンプをした後は
スタート地点まで戻らないといけません。

そこで用意されているのが、
自動運転カートです。

これに乗れば、スタート地点まで
楽に戻ることができます。

ところが、えな選手はというと、

カートを待たずに自分で坂を
走って登ることもあるんだとか!!

もう練習そのものじゃないですか!!

それだけ「少しでも多く練習したい」
という気持ちが強いということなんでしょうね。

なんと朝8時から夜7時まで!!

そして、今回もっとも驚いたのが
えな選手の1日の練習時間です。

なんと、朝8時から夜7時まで
約11時間もの間、練習を続けるそうです。

もちろん、

ずっと滑り続けているわけではありません。

合計の休憩時間は約45分。

お昼ご飯も、
なんと15分ほどで食べて、
すぐに練習へ戻ります。

「15分!?」

普通なら、

「お昼休憩だからゆっくり食べよう」

となりそうですが
えな選手にとっては、

「食べたら練習!!」

なんですね。

世界を目指すというのは、
こういうことなのかもしれません。

スノーボードは「回ればいい」わけじゃない!?

ところで、スノーボードの
ジャンプを見ていると、

「何回転したか」

が重要なんだと思ってしまいませんか?

もちろん回転数や技の難易度は大切です。

でも、実はそれだけではないんだそうです。

スノーボードのフリースタイル競技では、
技の完成度や着地、グラブ、スタイルなど、
さまざまな要素が評価されるそうです。

主な種目としては、

「ビッグエア」

「スロープスタイル」

があります。

ビッグエアは、大きなジャンプ台から飛び出して、
1回のトリックの難易度や完成度を競う競技。

一方のスロープスタイルは、ジャンプだけではなく、
レールやボックスなどのアイテムを使った技も
組み合わせて、コース全体で演技を行います。

そして採点は、
とにかく厳しいらしく・・・

完璧な滑りを基準にして、
着地の乱れや軸のブレなどが
細かく評価されます。

さらに重要なのが、

「グラブ」

です。

空中でボードを手で掴む動作ですね。

ただ触ればいいというわけではありません。

どれくらいしっかり掴んでいるのか。

どれくらい長く掴んでいるのか。

そして、その選手ならではの
スタイルが出ているのか。

こうしたところまで見られるんです。

華麗に飛んでいるように見えて、
実はものすごく細かいところまで
採点されているんですね。

世界のトップを知る阪西コーチも驚く才能

そんなえな選手を指導しているのが、
阪西翔コーチです。

阪西コーチはコーチ歴15年のベテラン。

これまでオリンピックメダリストの村瀬心椛選手や、
世界選手権で優勝した長谷川帝雅選手など、
世界トップクラスの選手たちを指導してきた人物です。

そんな世界のトップ選手を
数多く見てきた阪西コーチが

「かなり良いと思います」

と評価するのが、えな選手。

さらに、

「普通ならそんなことできないよ、
という動きを、まだ荒削りながら
平気でやってのけることが多々ある」

と、その才能を高く評価しています。

これは期待しちゃいますよね。

上達の早さを決める「再現能力」

では、スノーボードが上手くなる選手には、
どんな特徴があるのでしょうか?

阪西コーチによると、その一つが、

「再現能力」

なんだそうです。

自分の頭の中で、

「こう動きたい!」

とイメージした動きを、
実際に自分の身体で正確に再現できる能力。

これが非常に重要なんだとか。

そして、えな選手は
この能力がズバ抜けて高いそうです。

さらに驚いたのが、

えな選手の足!!

なんと……

足の親指と小指を、
それぞれ別々に動かすことができるんです!!

親指と小指を、
ピアノの鍵盤を弾くように
別々に動かせる。

これ、普通にできそうで
なかなかできませんよね。

スノーボードでは、足元のわずかな動きが
重心のコントロールにつながります。

そう考えると、
この身体感覚はえな選手にとって
大きな武器になっているのかもしれません。

そして、もう一人の主役が「お父さん」

ここまで読んで、

「えなちゃん、すごい!!」

と思った方も多いと思います。

でも

今回の密着で、
もう一人すごい人がいました。

それが、

えな選手のお父さんです。

えな選手がこれだけ練習できるのも、
お父さんのサポートがあってこそ。

なんと練習場までの
移動だけでも、往復約6時間!!

キャンピングカーを運転して移動します。

そして練習が始まれば、
朝8時から夜7時まで、えな選手が練習。

その間、お父さんも一緒に過ごします。

まさに父娘二人三脚です。

キャンピングカーが「もう一つの家」に!?

そして、このキャンピングカーがすごいんです。

練習で濡れたウェアを
乾かすためのハンガーラック。

食事を作るための
冷蔵庫や電子レンジ。

そして愛犬も一緒。

まるで、

「移動する家」

ですね。

さらに、移動中も
時間を無駄にしません。

なんと車内で
オンライン英会話などの
勉強までしています。

スノーボードの練習だけじゃないんです。

世界に出ていくことを見据えて、
英語まで勉強している。

こういうところにも、
えな選手の本気度が伝わってきます。

「子供が一番大変ですから」

そんなお父さんが語った言葉が、

「子供が一番大変ですから」

という言葉。

この一言、重いですよね。

毎回の長時間運転。

食事の準備。

練習環境のサポート。

そして、娘の夢を追いかけるための生活。

もちろん大変なのはえな選手です。

でも、その背中を押し続けるお父さんもまた、
ものすごい覚悟でこの挑戦に向き合っているんでしょうね。

親子で同じ目標を見ながら、一緒に進んでいく。

そんな姿が、とても印象的でした。

えな選手の自己評価は「60点」

そして、すべての撮影を終えたあと、
「今日の練習は100点満点で何点?」
と聞かれたえな選手。

その答えは……

「60点」

でした。

えっ!?60点!?

世界トップクラスのコーチから
高く評価されている選手ですよ?

それなのに本人は60点。

この日は、バク転の空中バランスを
崩してしまったことなどが、
その理由だったそうです。

つまり、

「まだまだできる」

と思っているんですね。

この向上心こそが、
えな選手の強さなのかもしれません。

13歳から開く「世界への扉」

そして、えな選手には大きな目標があります。

それが、世界の舞台です。

FISが主催するオリンピック選考につながる
国際大会などには、競技の危険性を考慮して
13歳から出場できる大会があります。

つまり13歳は、えな選手にとって
世界へ挑戦するための大きな節目。

現在は、その日に向けて富山の山中で
ひたすら練習を積み重ねています。

雪のない夏。

水に濡れた人工芝。

何度も繰り返すジャンプ。

そして、朝から夜まで続く練習。

その一つ一つが、

「世界」

につながっているんですね。

富山から世界へ!!

冬になれば、ワールドカップ。

そして毎年1月末には、
世界最高峰のウインタースポーツイベントの
一つであるX Gamesも開催されます。

いつの日か
そこに竹下えな選手の名前が
出てくるかもしれません。

いや出てきてほしい!!

そう思わずにはいられませんよね!!

現在はまだ、世界の舞台へ向けて
力を蓄えている段階。

でも、世界トップのコーチが驚く才能。

それを磨き続ける本人の努力。

そして、夢を支えるお父さん。

この3つが揃った竹下えな選手のこれからには、
ますます期待してしまいます。

富山の山中で、
泥と水にまみれながら飛び続ける13歳。

その先に待っているのは
世界の大舞台かもしれません。

みなさんもぜひ、

「竹下えな」

という名前を覚えておいてくださいね。

これからの活躍を応援しています。

 

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